自家焙煎珈琲リフォルメ(さいたま市のコーヒー豆専門店)

さいたま市(浦和、東浦和、南浦和の中間辺り)にてコーヒー豆の専門店を営んでいます。

これからコーヒーライフを始めようとする方へ(初級編シリーズ2)

● ではどんなコーヒーメーカーを購入したらよいのですか
ハンドドリップでの抽出は確かにより美味しく、また自分の好みにカスタマイズできますが利便性を優先した場合としましょう。(ハンドドリップはまた別の機会に。)一般的にメーカーでの抽出は高温になるものが多いようですし、温度は変えられませんのでやや苦みのあるコーヒーになるのが欠点です。可能な限り低めの抽出温度で保温性があるポット付きが良いでしょう。具体的にはサーモス社のものをおすすめしています。またミル内蔵の家庭用全自動タイプのパナソニック社のもの(NC-A55P-K ただし受け容器はガラス)も便利です。
● 他には何か必要ですか
コーヒーメーカーにせよハンドドリップにせよその他の抽出でもミル(コーヒーを粉砕する器具)は用意して頂きたい。豆のままの状態で購入することをおすすめします。コーヒー豆は焙煎後含まれていた二酸化炭素が失われていきます。二酸化炭素は劣化要因の水分や酸素をコーヒーから守る働きがあります。粉にすると最大70%失われます。さらに失われる際コーヒーの香り成分も一緒に奪っていきます。劣化スピード、香りの強さの持続など『豆のまま』購入するだけでかなりの違いを体感するでしょう。
● ではミルはどんなものがよいでしょうか
高価なものからリーズナブルなものまで様々あります。また手回しの手動式または電動式があります。家庭で気軽に楽しむなら電動式の数千円程度のもの(プロペラ式)で良いでしょう。このタイプの欠点は、ボタンを押す時間の長さで粉の粗さが決まりますので、再現性が求められるお店には向きません。また粗さがやや均一でないことが上げられます。豆のままを優先する場合はまずスタートに向いていると思います。メッシュ(粉の粗さが選べたり、刃がセラミックだったりより均一性、細かく挽ける能力、耐久性、ブランドで値段が変わります)
● ミルで粉の粗さを変える?とどうなりますか
同じ豆でも、細かく挽くと苦く、粗く挽くとあっさりした味になります。
粉の量、粗さ、入れる水の量で自分の好みを調整し決めます。
そもそもどんな豆を買うか、どこで買うかが大切ですが・・

次回はそのあたりを解説します。