珈琲の味の表現について

reforme2011-05-22

お客様より質問がありましたので、以下簡単ですが参考になさって下さい。
表現する際には、まず前提として(もちろん例外も有ります)
・産地や商品名より焙煎度合いの影響が大きい。浅煎りほど酸味が強く残り、深くなるにつれて酸味が減少し苦味が増します。
・収穫時の精製の精度や違い、品種や栽培方法(土壌)の違いが味の違いに現れる場合があります。この分野は、雑誌や同業の店舗などで耳にしている事と思います。

*尚、流通や保管の管理がきちんとなされている。不純物の除去が完全に行われている。適正焙煎・適正抽出がされている。新鮮な豆である。などは必須条件ですが・・

珈琲業界にもワインやウイスキーまたはチョコレート業界で使用されているフレーバー表現が存在します。我々が共通認識で通じあう為の味についての言葉の様なものです。(詳細は、日本スペシャルティ珈琲協会や、大手珈琲関連会社のHPなどを参照下さい)

当店の豆であれば、
タンザニア アサンテ(中深煎り)=芳醇でリッチな酸味、ふくよかな(グラマラスな)、ボディのある口当たり,果実のような風味、重層的な印象、ほんのり甘みが続く後味 など
というような表現で説明しています。
皆様もご自身で表現し、楽しみを広げてみてはいかがでしょうか。